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学科 メディア学科
年度 2018
ゼミ名 竹内 長武
タイトル 漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の可能性の考察
内容 荒木飛呂彦による漫画「ジョジョの奇妙な冒険」(以下「ジョジョ」と表記)は、超人気作品である。本論文は「ジョジョ」を題材として、なぜ長きに渡り人気なのかをテキスト分析を中心に行うことから最終的に本作の今後の可能性を検討していくことを目的とする。第1章では「ジョジョ」の概要を述べる。第1節で「ジョジョ」の作品内容を、第2節で作者について、第3節で話題性を述べる。次に第2章で、本作の魅力について第1節でキャラクター、第2節で表現方法の革新性、第3節でメディア・ミックスについて取り上げる。最後に第3章では作者が作品を通して読者に訴えかけるメッセージについて考察する。第1節で宿命論と決定論の概要を述べ、第2節で第5部・第6部での哲学的要素を分析し、第3節で人生の意味について考える。これらの結果、人気作となり得たことには作者の魅力や表現方法、メディア・ミックスなど様々な要素が複合的に関係していることが分かった。傑出した漫画である「ジョジョ」は今後日本文化を代表する作品として世界に発信していくべき作品で、芸術・学術として社会から認められる可能性があると考えられる。
講評 2018年度の卒業研究論文は、どれも優れたものばかりでした。そのテーマは多岐にわたっていて、人気のアニメーションやヒーローものの研究から、スポーツ報道にいたるまで、さまざまでした。しかし、どれも論者の関心のある事象を、真摯な態度で取り組んでいて、好感がもてました。また、資料の上でも基礎的なデータを集め、参考文献にもあたっていて、基本的な論文の様式を充分に備えていました。卒論の文章の執筆量はかなりのものです。構成や文章表現で苦労したと思います。この経験を今後の知的な生活に、どうか生かすようにしてください。
キーワード1 表現方法の革新性
キーワード2 魅力
キーワード3 話題性
キーワード4 宿命論・決定論
キーワード5 芸術的評価
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