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学科 | メディア学科 |
年度 | 2018 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | 「自己投影漫画」はなぜ受け入れられてきたのか? |
内容 | 「自己投影漫画」とは私の造語で、「漫画家が漫画を描くうえで自己をモデルにして、もしくは自己そのものを作中で主要なキャラクターとして登場させる漫画」を指したものだ。本論文では、その「自己投影漫画」が現代まで受け入れられてきた過程、さらに、漫画表現方法などを分析しそれが持つ魅力について熟考していくものである。第1章では、まず、「自己投影漫画」に関する解説をし、次に、自己投影漫画の誕生から現代までの歩みを述べている。第2章は、第1章の内容を踏まえたうえで、ドキュメンタリー性、感情移入の容易性、知識の習得の簡便性、時代性、以上の4点から「自己投影漫画」が受け入れられてきた理由を分析している。これらの考察から読み取れたことは「自己投影漫画」が60年代前半から現代に至るまで、「自己投影漫画」が様々な時代の変化に対応し形やジャンル、時には発表するメディアさえも変え、その時代の読者たちを魅了してきたということである。 |
講評 | 2018年度の卒業研究論文は、どれも優れたものばかりでした。そのテーマは多岐にわたっていて、人気のアニメーションやヒーローものの研究から、スポーツ報道にいたるまで、さまざまでした。しかし、どれも論者の関心のある事象を、真摯な態度で取り組んでいて、好感がもてました。また、資料の上でも基礎的なデータを集め、参考文献にもあたっていて、基本的な論文の様式を充分に備えていました。卒論の文章の執筆量はかなりのものです。構成や文章表現で苦労したと思います。この経験を今後の知的な生活に、どうか生かすようにしてください。 |
キーワード1 | マンガ文化 |
キーワード2 | エッセイ漫画 |
キーワード3 | インターネットメディア |
キーワード4 | 漫画表現論 |
キーワード5 | メディアミックス |
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