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学科 | メディア学科 |
年度 | 2018 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | ヴェイパーウェーブと対抗文化 |
内容 | 2010年代にオンライン上において現れ音楽や映像、画像などの諸領域を横断しながらヴェイパーウェイブ(Vaporwave)と呼ばれる文化運動が起こった。この文化は過去の大量生産消費社会に生まれた製品や、その広告で使われたイメージに始まり、それを支えたショッピングモールで使われた音楽などを含めるあらゆるものを引用し、コラージュや加工を重ね、一芸術ジャンルとして成立したものである。第1章ではヴェイパーウェーブが批判する現代の消費社会と資本主義について取り上げ、第2章ではヴェイパーウェイーブについての歴史と現状を取り上げ、第3章において資本主義社会においてのヴェイパーウェーブが批判した主題や手法について取り上げた。結果として、ヴェイパーウェーブは広告デザインなどで資本主義の一翼を担うことになったが、それらが批判した物などを明らかにすることができた。 |
講評 | 2018年度の卒業研究論文は、どれも優れたものばかりでした。そのテーマは多岐にわたっていて、人気のアニメーションやヒーローものの研究から、スポーツ報道にいたるまで、さまざまでした。しかし、どれも論者の関心のある事象を、真摯な態度で取り組んでいて、好感がもてました。また、資料の上でも基礎的なデータを集め、参考文献にもあたっていて、基本的な論文の様式を充分に備えていました。卒論の文章の執筆量はかなりのものです。構成や文章表現で苦労したと思います。この経験を今後の知的な生活に、どうか生かすようにしてください。 |
キーワード1 | ヴェイパーウェーブ |
キーワード2 | 音楽文化 |
キーワード3 | 対抗文化 |
キーワード4 | 消費社会 |
キーワード5 | 現代文化 |
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