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学科 | メディア学科 |
年度 | 2018 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | アメコミヒーローとアメリカ社会 |
内容 | アメリカのポピュラーカルチャーを語る上で欠かせないのが、「MARVEL」「 DC」から なるアメリカンヒーローたちであるだろう。日本のマンガとは異なり、キャラクターの権利がその作者にあるのではなく、その出版社がキャラクターの権利を持つことから、大衆 (読者)の意見が反映されやすいアメリカンコミックスヒーローは、そのアメリカ社会の 時代背景とともに、変化しているのではないかと考える 第一章では、キャプテンアメリカ、スパイダーマン(MARVEL)そしてバットマン (DC)について、それぞれのキャラクターの変化について分析した。 第二章では、ここ数年いくつもの映画が公開されている MARVEL 映画の勢いについて分析し、アメコミヒーローが世界においても人気であるということを証明した。また、映画業界においても多くの影響を持つアメコミヒーロー映画だが、MARVEL そしてDCとは異なる「ヒーロー映画」を分析し、アメコミヒーローとは異なるヒーロー像の描かれ方を分析し、比較した。第三章では、「シビル・ウォー」「アベンジャーズ」を題材とし、アメコミヒーローにおけるヒーロー像の変化を社会問題もまじえながら考察した。9.11以降にアメコミコミックスのヒーローたちは、それまで描かれてきたヒーローと は全く異なる描かれ方をした。第一章から第三章にかけて、アメリカの社会問題が、アメコミのヒーロー像の変化に、多くの影響があることが分かった。 |
講評 | 2018年度の卒業研究論文は、どれも優れたものばかりでした。そのテーマは多岐にわたっていて、人気のアニメーションやヒーローものの研究から、スポーツ報道にいたるまで、さまざまでした。しかし、どれも論者の関心のある事象を、真摯な態度で取り組んでいて、好感がもてました。また、資料の上でも基礎的なデータを集め、参考文献にもあたっていて、基本的な論文の様式を充分に備えていました。卒論の文章の執筆量はかなりのものです。構成や文章表現で苦労したと思います。この経験を今後の知的な生活に、どうか生かすようにしてください。 |
キーワード1 | アメコミ文化 |
キーワード2 | アメリカ社会 |
キーワード3 | 9.11 事件 |
キーワード4 | ヒーロー像 |
キーワード5 | 映画分析 |
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