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学科 | メディア学科 |
年度 | 2018 |
ゼミ名 | 伊藤 高史 |
タイトル | アメリカ映画と黒人とのかかわり―白人ばかりの『スター・ウォーズ』は黒人差別なのか― |
内容 | 映画はイデオロギーを伝播する媒体として依然力を発揮しており、アメリカでは「ハリウッド」を中心として映画産業が形成されてきた。そのハリウッドが近年では、「白人至上主義」であると批判され変革を余儀なくされている。本論文では、アメリカ映画において黒人がどのように描かれステレオタイプ化されてきたのか、また黒人差別が改善される中で描かれ方に変化があるのかを検証していく。そしてメインキャストのほとんどを白人が占める『スター・ウォーズ』シリーズに注目し、キャスティングにおける差別的意図の有無、非人間のキャラクターが表出するメッセージなども検証していく。結果として、ハリウッドには商業的側面として白人偏重の傾向が残っており、『スター・ウォーズ』においてはキャスティングに差別的意図を読み取ることはできなかったが、異星人のキャラクターに非白人要素を盛り込んだ「差別的表現」が見受けられた。現在アメリカではヒスパニックの人口が黒人を上回っており、今後アメリカ映画でクローズアップされるのは、ヒスパニックやアジア系であると考えられる。 |
講評 | 「スターウォーズ」を題材にしたということで,「スターウォーズ」の紹介に終始するようなものにならないかという不安がありましたが,映画と人種差別についての先行研究などを行うことで,卒業論文らしくまとまったと思います。本当にこのテーマに取り組むとすれば,やはり英語の文献を読む必要があったようですが,できる範囲でなんとかまとめていただけたと思います。 |
キーワード1 | 映画 |
キーワード2 | 人種 |
キーワード3 | 差別 |
キーワード4 | アメリカ |
キーワード5 | スターウォーズ |
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