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学科 | メディア学科 |
年度 | 2018 |
ゼミ名 | 伊藤 高史 |
タイトル | なぜ居酒屋に人々は集まるのか |
内容 | 本稿はなぜ居酒屋に人々は集まるのかをテーマに、レイ・オルデンバーグ(Ray Oldenburg)が提唱する〈第三の場〉という概念を用いて、居酒屋の存在意義や醍醐味について論じている。執筆にあたり、まず居酒屋の分類を行ったうえで居酒屋の歴史を概観した。そのうえで、筆者のアルバイト先である個人経営の居酒屋での参与観察や、友人が働く居酒屋で実施した常連客へのインタビューを通して、居酒屋が〈第三の場〉としての役割を果たしているかという仮説の検証を行った。その結果、居酒屋には〈第三の場〉としての役割があり、そこにコミュニケーションを求めて来た人々が、一個人として接しあう大将や他の客との相互関係により、その「場」の雰囲気を作り出していることが分かった。筆者は人々のコミュニケーションの発展には「場」の存在や雰囲気が大切であることや、その「場」のなかでも、家庭でも仕事場でもない〈第三の場〉が人々や社会にとって重要な役割を果たしていることを考察した。 |
講評 | 自分の経験に基づいた卒業論文で,読んでいてなかなか興味深い論文に仕上がりました。都市論などが十分に消化できていなかったようですが,「第三の場」という概念を利用しつつ,実証的に居酒屋の機能をコミュニケーションという観点から解明してくれたとよい卒論だと思います。 |
キーワード1 | 居酒屋 |
キーワード2 | 第三の場 |
キーワード3 | 場 |
キーワード4 | コミュニケーション |
キーワード5 | 酒 |
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