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学科 社会福祉学科
年度 2018
ゼミ名 上野谷 加代子
タイトル 児童養護施設における アフターケアの現状と課題
内容 現在、要保護児童数は年々増加しており、その内の半数以上は、何らかの児童福祉施設で暮らしている。子どもたちの中には、18歳で施設を自立退所するまでに家庭復帰が叶わず、一人で生きていくことを余儀なくされている子どもたちが多くいる。子どもたちが抱える課題も多岐にわたる今、在所中よりも長いであろうアフターケアがどのよう行われているのか疑問を持った。本論文では、児童養護施設に焦点を当て、施設の内情と社会的養護措置解除後の実情を示し、施設を退所していく子どもたちにとって必要と考えられる支援について、教育・施設内・地域の3つの面からのアプローチを提示している。本論文を通して、施設を退所していく子どもたちは、それまでの生活が施設内で完結してしまっていることが多く、施設外の人との関わりが少なく、困難に直面した際に頼れる大人がいないことが大きな課題であることが明らかとなった。そのため、施設外とのつながりを在所中から形成し、かつ、子どもたちが退所後も施設を訪れやすい環境づくりとして、職員の働き方を見直すべきという結論に至った。
講評 上野谷ゼミナールの卒業論文提出者は、13名である。
「社会福祉研究法」(有斐閣)をむつかしいと嘆きながら学んだだけあって、もちろん個人によって異なるというものの、全員の問題意識は明確で文献もかなり読んだ学生もおり、論文の質は高いと評価しておこう。
 全員が、文献研究だけでなく、実習や就職活動を通して学んだ諸活動の経験も生かしている。また、調査や実験を実施したものもいる。中間発表会や最終の3回生への発表会を通して、まとめ上げていった経験を忘れないでほしい。以下、個々人の論文を紹介し講評する。
本論文は、要保護児童数が年々増加する中で、
その内の半数以上が児童福祉施設で暮らしている
ことをふまえ、児童養護施設に焦点を当て、
施設の内情と社会的養護措置解除後の実情を示し、
施設を退所していく子どもたちにとって必要と
考えられる支援について、教育・施設内・地域の
3つの面からのアプローチを提示している。
本論文を通して、施設を退所していく子どもたちは、
それまでの生活が施設内で完結してしまって
いることが多く、施設外の人との関わりが少なく、
困難に直面した際に頼れる大人がいないことが
大きな課題であることを明らかにしている。
そのため、結論として、施設外とのつながりを
在所中から形成し、かつ、子どもたちが退所後も
施設を訪れやすい環境づくりとして、
職員の働き方についての見直しを提案している。
児童福祉政策の変化の中での
児童養護施設のジレンマに焦点を当て、
その対応について丁寧に説明し、
職員の働き方に関しての提言は貴重である。
キーワード1 児童養護施設
キーワード2 アフターケア
キーワード3 社会的養護
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