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学科 社会福祉学科
年度 2018
ゼミ名 上野谷 加代子
タイトル 保育士の 処遇改善の必要性について
内容 現在日本では、大きな社会問題となっている
待機児童問題の解消に向けて、国や自治体が様々な取り組みを行い、保育所の増設を進めている。しかしその背景には、急速に増える保育所に保育士の育成が追い付かず、深刻な保育士不足が発生しているのが現状だ。この問題を受け、政府は保育所における職員の配置基準の緩和に乗り出そうとしているが、緩和することは保育の質の低下に直結するため批判の声も大きい。ここまで、なり手がいない職業になってしまった原因は何のか。本論文では、保育士が抱える課題を明らかにし、保育士の処遇改善の必要性について述べている。子どもの人格の基礎を培う乳幼児期に1日の大半を過ごす保育所において、子どもの最善の利益を身近で守ることができるのは保育士である。本論文を通して、保育士のもつ専門性を踏まえたうえで子どもが安心して過ごすことができる保育所実現には保育士の処遇改善が必要不可欠だという結論に至った。
講評 本論文は、日本で大きな社会問題となっている
待機児童問題の解消に向けての、国や自治体における
様々な取り組みを(保育所の増設など)を紹介し、
保育士の育成問題、深刻な保育士不足について実情を整理し、政府の保育政策についての批判的検討を行っているものである。なり手がいない職業になってしまった原因は何のか。本論文では、保育士が抱える課題を明らかにし、保育士の処遇改善の必要性について述べている。子どもの人格の基礎を培う乳幼児期に1日の大半を過ごす保育所において、子どもの最善の利益を身近で守ることができるのは保育士である。本論文を通して、保育士のもつ専門性を踏まえたうえで子どもが安心して過ごすことができる保育所実現には保育士の処遇改善が必要不可欠だという結論を導いている。家業が乳幼児保育・教育をしているという環境もあって、問題意識は鮮明であり実証的研究として高く評価できる。
キーワード1 保育士不足
キーワード2 潜在保育士
キーワード3 処遇改善
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