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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 越水 雄二 |
タイトル | 動物保護の在り方―捕鯨問題を中心として― |
内容 | 動物保護がどのように行われ、現在どういった状況に置かれているのかを、本稿では、様々な問題を内包する捕鯨を主として取り上げながら考えていく。まずは、現在行われている動物保護の姿が本当の意味で私たちや動物にとって「是」なものであるのかということについて、実際に行われた活動の結果を例に取り上げて見ていく。多くある例の中でも、特に動物保護によって人々の生活や動物の個体数の変化にどのような影響が与えられたのか、またそれが果して良いものであったかを検討していく。この中で、保護に政治や保護団体が強く関係を持っていることがわかることから、政治が関わりを持つことによってどのような効果(長所・短所)をもたらしたかを取り上げていく。これら2点を考慮しながら、科学的根拠に基づいた資源の「持続的な利用」という観念の必要性を、動物保護という視線、人類の将来という視線の双方から論じていく。 |
講評 | このゼミでは、西洋の教育文化にかかわる研究テーマを一人ひとりが自分の興味関心に基づいて定め、およそ一年間―中には構想段階から一年半近く―、卒業論文に取り組んできました。2万字の卒論を執筆したのが12名、1万字の卒論を執筆したのが4名です。提出された各論文は、先行研究を超える独創的な成果に至ったものは残念ながらありませんが、著者の努力と工夫の跡が窺える点ではユニークな学習と考察の成果と評価できます。 ゼミ生を指導したというよりも、私は皆さんの卒論作成に併走しながら、さまざまな問題について学び、考える機会をもたせてもらいました。中には、おそらく一生、自分自身からは決して着目しなかっただろうと思うテーマもあり、それらを扱う卒論に出会えたことをありがたく感じています。また、自分も知っている、あるいは考えた経験をもつテーマについても、他者の視点からの調査と検討を媒介にして改めて理解を深められ、うれしく思います。こうした感謝や喜びの気持ちは、ゼミ生同士でも共有されているでしょう。 |
キーワード1 | 動物保護 |
キーワード2 | 捕鯨 |
キーワード3 | 資源の「持続的な利用」 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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