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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2018 |
ゼミ名 | 木原 活信 |
タイトル | 意思疎通が難しい重度知的障がい者が共生できる社会を目指して -コミュニケーションの支援を通じて- |
内容 | 2006年に国連で採択された障害者権利条約の批准に向けて、日本では2013年に障害者総合支援法、2016年に障害者差別解消法が施行され、障がい者を支え、全ての国民が理解し合い共生できる社会の実現を目指す動きは活発化している。しかし、実際に障がい者を取り巻く環境は変化したのだろうか。特に、意思疎通の難しい重度知的障がい者は周囲になかなか理解されず生きづらさを抱えているのではないだろうか。そこで第1章では、障がい者が直面する生きづらさを明らかにするため、社会の障がい者に対する偏見や差別について明らかにした。第2章では、重度知的障がい者の実態や抱えている困難を挙げた。第3章では、実際に意思疎通の難しい知的障がい者に対するコミュニケーション支援として有効と考えられるAACについて、文献の事例を提示した。そして第4章で、意思疎通の難しい重度知的障がい者がより多くの人に理解され、共生できる社会にするための方策を提示した。 |
講評 | 意思疎通の難しい重度知的障がい者は周囲に理解されず生きづらさを抱えていることに目を向けた論文である。特にコミュニケーション支援として有効と考えられるAACについて集中的に議論した。社会福祉実習のときから障がい者施設とかかわり、そこで見出した問題意識をずっとあたためて議論できたことは評価できる。そのために机上だけの話ではなく、実践的なリアルなイメージをもって議論が出来たように思う。社会人で、ますます成長していってほしい。 |
キーワード1 | 重度知的障がい者 |
キーワード2 | 意思疎通 |
キーワード3 | 共生 |
キーワード4 | コミュニケーション支援 |
キーワード5 | |
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