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学科 社会福祉学科
年度 2018
ゼミ名 木原 活信
タイトル アルコール依存症からの回復―家族関係の回復に焦点を当てて―
内容  近年、アルコールに関連する問題は後を絶たない。本研究では、アルコールに関連するさまざまな問題の根底にあると考えられるアルコール依存症について詳しく述べ、特に、家族に与える影響や回復に向けた取り組みについて論じた。また、論文を執筆するにあたって、日本を代表するアルコール依存症者の自助グループである断酒会とアルコホーリクス・アノニマスに参加し、アルコール依存症はすぐに治る病気ではないということを当事者や家族が理解し、長期的な視点でアルコール依存症と向き合っていく中で、自助グループに参加すること、断酒の真の目的である人間性の回復を目指すことが不可欠であると考察した。さらに、アルコール依存症は本人だけでなく、家族の健康まで害する病であり、家族を含めた支援が必要であること、アルコール依存症当事者と家族関係を回復させる必要があるという結論に至った。
講評 本研究では、アルコール依存症を議論し、特に、それが家族に与える影響や回復に向けた取り組みについて論じている。アルコール依存症は本人だけでなく、家族の健康まで害する病であり、家族を含めた支援が必要であること、アルコール依存症当事者と家族関係を回復させる必要があるという結論は明確であった。更に評価できる点は、文献だけでなく、自ら自助グループである断酒会とアルコホーリクス・アノニマスに参加した点であり、それによって実証的な論文となった。今後、これらの成果を活かして医療ソーシャルワーカーとしての活躍を期待したい。
キーワード1 アルコール依存症
キーワード2 自助グループ
キーワード3 家族支援
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