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学科 社会福祉学科
年度 2018
ゼミ名 Martha MENSENDIEK
タイトル 「LGBTに対する嫌悪と性の多様性理解について」 -教育に焦点を当てて-
内容 この論文では、性の多様性を認め合える社会にするためにはどうしていけばいいのかを、教育に焦点をあてて述べている。現代社会においてLGBTsという用語は知られてきているが、LGBTsを初めとするセクシュアル・マイノリティに対する嫌悪のために、度々理解を得られないことが多い。セクシュアル・マイノリティの人々が生きやすい世の中にするためにはどうすればいいのかを考えていく。第1章では、LGBTsを初めとするセクシュアル・マイノリティなどの基本的知識や用語説明を行い、LGBTsに対する嫌悪についても少し触れている。第2章では、日本における性の多様性に関する教育の現状や、セクシュアル・マイノリティの子どもたちの実態について述べている。第3章では、世界で最初に同性婚が認められたオランダでの教育の実態や、その他の国での性の多様性の教育について述べている。第4章では、オランダやその他の国との比較を踏まえて、今後の日本における性の多様性の教育についての課題や展望を述べていきたい。
講評 セクシャルマイノリティに対する嫌悪の問題に着目し、多様性理解を育むために教育のあり方について検討した。LGBTに対する嫌悪の実態と日本の学校教育の課題、特に、当事者が学校生活で直面する問題点を整理した。また性の多様性についての教育が進んでいるオランダを中心に、諸外国の多様性教育を紹介し、日本の課題と展望を考察した。他国のように日本も性の多様性の教育を「国が主体となって行動に移すことが必要」と結論づけている。その実現に向けて何が必要なのかについて、大学院に進学する筆者には今後引き続き研究を深めて欲しいテーマである。
キーワード1 セクシュアル・マイノリティ
キーワード2 嫌悪
キーワード3 教育
キーワード4 多様性
キーワード5  
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