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学科 社会福祉学科
年度 2018
ゼミ名 Martha MENSENDIEK
タイトル フィリピンの貧困がなぜなくならないのか -初等教育の在り方に着目して-
内容  フィリピンには1日1.25ドル未満で生活する人が全人口の約20%存在する。 そのような環境で生活する子どもはまともな生活はもちろんのこと、 十分な教育すら受けることができない。 初等教育においては英語教育の普及・無償義務教育化があるにも関わらず、 3T不足や家庭の貧困の問題が存在する。 現状のままでは、 親から受け継がれている貧困という「負の連鎖」から脱出することは難しいと思われる。 教育を通して将来に必要な知識や技術を身に付けていくことが貧困から逃れるには必要であると考えているため、 フィリピンにおける学校教育の価値を見直していきたい。 本論文ではフィリピンの初等教育の在り方を現地の教育の現状や国・民間団体による取り組みを踏まえながら初等教育と貧困の繋がりを考察していく。
講評 フィリピンで参加したスタディーツアーや3ヶ月間滞在した経験を通して考えた貧困と教育の問題に着目した。フィリピンの教育における様々な問題を考察し、「教育の貧困」が一つの大きな課題であるとする。その上で、教育貧困に対する支援や取り組みの具体例を紹介し、最後に教育の価値について、そして、フィリピンでの今後の教育の在り方について考察する。貧困の連鎖を断ち切る方法として教育の充実が一つの大きな鍵であることを確信させられる論文を仕上げた。現政権の教育改革がどれだけ結果を出せるかなど、課題は多い。筆者には、フィリピンの貧困問題と国際協力などに今後もなんらかの形で貢献して欲しいと願う。
キーワード1 フィリピン
キーワード2 子どもの貧困
キーワード3 初等教育
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