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学科 社会福祉学科
年度 2018
ゼミ名 Martha MENSENDIEK
タイトル 日本における「ボランティア活動の発展に向けて」 ―ボランティアコーディネートの視点から考える―
内容  慢性的な人手不足が嘆かれる福祉業界において、その穴、隙間を補填する役割として期待されるのがボランティアの存在である。今日の日本において「ボランティア」という言葉自体は広く浸透しており、その役割や価値、必要性についても深く認識されているように思う。しかし、平成28年度に内閣府が行った調査によると、平成27年度の1年間にボランティア活動をしたことがあると回答したのは全体のわずか17.4%に留まっている。一方、平成26年度の調査において、ボランティア活動に対する関心の有無を問うと、58.3%の人が関心があると答えている。過半数を超える人がボランティアに関心を持っているにも関わらず、実際の活動には繋がっていない現状に着目し、本論文では組織と市民を繋げ、調整を行う立場である「ボランティアコーディネーター」という存在に焦点を当てる。そして、先述したような日本におけるボランティア活動の現状や課題からコーディネーターの必要性を考察し、今後のボランティア活動の発展に向けての方向性を検討していく。
講評 筆者自身が所属するボランティアサークルの経験をきっかけにボランティア活動とその支援や発展について研究する動機となった。ボランティア活動の現状を様々な統計資料を通して紹介し、人手不足という課題を明らかにした。そこで、ボランティアコーディネートに焦点を当て、その役割の必要性について、そしてさらに、ボランティア活動の今後の可能性について考察した。ボランティア活動について深く考察をしていて、最後には社会参加の価値や市民社会の可能性に言及し、希望を感じさせられる力強い結論で結んだ。卒業後、福祉職に進む筆者はきっと現場でもボランティアと共につくるコミュニティを大切にしていくと確信する。
キーワード1 ボランティア
キーワード2 ボランティアコーディネーター
キーワード3 人手不足
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