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学科 社会福祉学科
年度 2018
ゼミ名 Martha MENSENDIEK
タイトル 在日コリアンのアイデンティティと彼らに対する差別
内容 韓国と日本では在日韓国人に対して無関心な態度を見せたり、偏見にとらわれ、彼らに苦痛を与えている。このような状況で、在日韓国人2世、3世たちが日本に帰化する場合が多いということは避けられない選択かもしれない。日本では“韓国人”と呼ばれ、韓国では“日本人”と呼ばれる在日韓国人は、どの社会でも「境界人」の位置からなかなか抜け出せない。それなら在日コリアンを100%“韓国人”と見るのも難しく、100%“日本人”と見るのも難しい要因は何か。在日韓国人は果たして“韓国人”なのか“日本人”なのか、在日韓国人のアイデンティティについてどのように定義つけばいいのか、そのアイデンティティが揺れる原因は何なのか、彼らのアイデンティティ確立のためにどのような努力をすべきかについて考える。
講評 在日コリアンのアイデンティティと差別の問題に着目した。この論文の特徴は、在日コリアンに対する差別を日本と韓国の両方に焦点を当てた点である。日本社会の差別問題についてはゼミでも取り上げていて、長年関わってきたテーマであるが、韓国内の差別や、韓国における制度上の問題についてはそれほど詳しくなかったので、この論文を通して学ぶ点も多く、感謝したい。在日コリアンの今後のアイデンティティの在り方や立場について筆者も是非関心を持ち続けて欲しいと願う。
キーワード1 在日コリアン
キーワード2 差別
キーワード3 アイデンティティ
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