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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2018 |
ゼミ名 | 山田 裕子 |
タイトル | 災害弱者の直面する問題 ~災害弱者を出さない防災対策のあり方~ |
内容 | 本論文では災害時に発生する災害弱者と呼ばれる人々に視野を向けて作成したものである。災害弱者と呼ばれる人々は災害時に一人での避難が難しい人のことを指している。こういった人々は災害の被害を受けやすく、世界の中でも災害リスクの高い日本にとって一日でも早く対策を講じなければならない問題なのである。現在では「災害時要援護者の避難支援ガイドライン」というものが存在している。しかし、東日本大震災ではその有能性が発揮されなかった。また、他国と違う災害リスクの高い日本の都市の特徴というものが存在し、防災に関してはまだまだ途上国であることが分かった。それらを踏まえて、今後の日本では災害対策・避難所の早期での設備の完備・地域の人々の繋がりといった災害弱者を災害弱者としないために国としての取り組み・地域としての取り組みを考えていかなければならない。 |
講評 | 著者は、災害情報を受けることが難しく、危険察知後も一人での避難が難しく、従って災害被害率が高く、より困難な避難生活を送るとされる「災害弱者」を調べました。高齢者、障がい者、外国人観光客などが含まれ、阪神淡路大震災、東日本大震災で注目されました。調べる中で、日本は外国の都市に比べて海に面した低地に都市が展開され、海外の海岸に面した都市に比べて海抜が低いことなど厳しい状況を発見しました。同様に災害の多いイタリアでは、より個別化しバリアフリー化した避難所を提供しているなど、日本が学ぶべき点を発見し、日頃の理解と地域内コミュニケーションが被害を縮小することなど、目指す方向を確認しました。 |
キーワード1 | 災害 |
キーワード2 | 災害弱者 |
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