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学科 社会福祉学科
年度 2018
ゼミ名 山田 裕子
タイトル 社会的孤立者を支える社会づくり ~孤独死のない社会を目指して~
内容 現在、 単独世帯の高齢者の増加や若者たちの晩婚化、 非婚化の増加、 地域の希薄化等により「社会的孤立」が問題視されている。孤独、 孤立の問題は、 高齢者に焦点を当てられがちだが、 若者の間でも問題となっている。また、 定年退職後の男性の社会的孤立も大きな問題であると言える。社会的孤立の中の問題の一つに、 「孤独死」があり、 近年増加傾向になっているため、 若者たちの間では、 自分の将来が不安であると感じている声もあるため、 社会全体で考える必要がある。このような課題に対し、 日本では、 どのような取り組みをなされているのか、また高齢化が進んでいるフランスでは、 孤独の問題に対してどのような取組をなされているのかをわが国と比較しながら探る。また地域や社会、 個々人の繋がりや社会参加、 生きがいづくりが社会的孤立を防ぐために、 大切となること等を学ぶ。本論文では、「社会的孤立」に焦点を当て、 文献やインターネットを使用して探る。
講評 著者は、孤独死が多いとされる社会的孤立者について調べました。実際には高齢者の中で孤立している人はごく少数であり、近年の若者の晩婚化、非婚化から、この世代の将来の孤立化も懸念され、高齢者に限らない広範な、そして現代的な問題であることを確認し、フランスの現状とその取り組み、日本の、特に奈良市の支援から学びました。孤立者への支援は多く試みられているが、孤立者にとっては支援の利用方法が分からず、結局利用せずに孤立死に至る例が多いなど、孤立してからでは効果を上げる方法が見えにくい複雑な問題であり、引きこもりなど孤立に先立つ問題への支援を強調しています。

キーワード1 社会的孤立
キーワード2 孤独死
キーワード3 単独世帯
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