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学科 社会福祉学科
年度 2018
ゼミ名 永田 祐
タイトル 介護者に焦点を当てた支援―国際比較の視点から―
内容 今日、急激な高齢化が進んでいることに伴い、要支援・要介護認定を受ける高齢者の割合が増加している。国としても様々な対策を講じている一方で、要介護状態の高齢者を介護する家族への支援は、本人の支援に比べると遅れをとっているように感じる。家族介護者の中には何らかの悩みやストレスを抱えている者が少なくなく、近年では、強い介護ストレスが原因と思われる事件が度々起こっている。さらに「介護離職」「老老介護」などの言葉が一般的に知られ、社会問題になるなど、介護者支援の課題は山積している。この論文では、要介護の高齢者を介護する家族を対象に、その抱える困難を明らかにした上で、介護者支援の実態、事例、また海外での取り組みから、家族介護者の精神的、身体的な負担やストレスを軽減し、支援していくにはどのような仕組みが必要なのかを論じている。
講評 介護者家族の支援について、特に認知症家族を支える家族の支援について取り組みました。家族規範が強く残る日本では、介護者家族支援は軽視されがちですが、国際比較の観点も交えながら介護者自身に焦点を当てた支援の必要性を説得的に論じることができました。クラスではいつもムードメーカーで、クラスを盛り上げてくれました。また、海外への関心を常に持ち、日本を相対的に捉えることができるのも強みだと思います。卒業後も、こうした強みを活かし、活躍されることを願っています。
キーワード1 介護者支援
キーワード2 インフォーマル支援
キーワード3 国際比較
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