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学科 社会福祉学科
年度 2018
ゼミ名 永田 祐
タイトル 児童相談所における家族再統合支援の在り方~保護者との関係構築~
内容 虐待をしてしまう保護者の支援は、相談動機が乏しく、児童相談所と対立的な関係になりやすいという点に難しさがある。そのため、保護者の相談動機をどのように変化させ、再統合に向けた援助関係を築くかが課題となってくる。そこでこの論文では、保護者と援助関係を構築するために、どのようなアプローチ方法が有効なのかを明らかにすることを目的とした。第一章では、子ども虐待の定義、虐待が起きる要因について述べる。第二章では、子ども虐待に対処する機関である児童相談所について述べる。第三章では、家族再統合支援の現状と課題を整理する。そして、その家族再統合支援の課題を受けて、第四章では保護者との関係構築のためのアプローチ方法について述べる。保護者との援助関係の構築において、鈴木の「対立関係の外在化」や千賀が紹介する援助モデルを紹介している。
講評 サークル活動や実習では、障害者福祉に取り組んできましたが、卒業後の進路としては子どもの支援に進みたいということから、卒論では、児童虐待と家族再統合について論じました。残念ながら、日本では児童虐待の件数は年々増加しており、またそれに携わる専門職の体制も十分ではありません。卒論で学んだことを活かし、子どもの権利が守られ、子どもが子どもらしく暮らせる社会を実践現場で作っていっていただきたいと強く願っています。
キーワード1 児童相談所
キーワード2 児童虐待
キーワード3 家族再統合
キーワード4 対立関係の外在化
キーワード5  
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