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学科 社会福祉学科
年度 2018
ゼミ名 永田 祐
タイトル 日本における「多世代間同居」
内容 現在、日本の高齢化率は27.7%にまで達し、急速な少子高齢化が進んでいる。一人暮らしの高齢者数も年々増加していく中で、社会との接点の希薄化、認知症等の症状の深刻化、孤独死の増加、消費者被害の増加等が問題視されている。一方で、近年若者の貧困が叫ばれている。親元を離れ下宿する大学生の仕送りは年々減少し、奨学金の返済など金銭面で苦労する学生が増えている。また、地方自治体は地域の高齢者の見守り、管理されていない空き家の対応に悩まされている。これらの問題を一挙両得に解決しうるものに、若者と地域の高齢者が同居する「多世代間同居」という事業がある。2003年からフランスで始まり海外を中心に普及しているが、日本での取組み例は少ない。本論文ではこの「多世代間同居」に注目し、様々な先行研究を通して日本流の多世代間同居の形を考える。
講評 高齢者と若者の多世代間同居の可能性について取り組みました。人口減少社会になる日本では、空き家や高齢者の独居は、今後大きな社会問題となっていくと同時に孤立する若者の問題も大きな課題です。多世代間同居は緒についたばかりですが、よい目の付け所だと感じました。納得いく就職活動ができて本当によかったですね。卒業後は福祉学科での学びを活かして活躍されることを願っています。
キーワード1 多世代間同居
キーワード2 地域
キーワード3 独居高齢者
キーワード4 空き部屋
キーワード5  
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