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学科 教育文化学科
年度 2008
ゼミ名 中村 百合子
タイトル 公立中学校における学校図書館の充実に向けて ~守口市の公立中学校での情報行動の調査から~
内容 情報化社会が進む中,教育の現場でも新しい社会に対応するための力の育成が必要とされている。読書推進だけでなく情報教育を担うことができれば,学校図書館は子どもたちの主体的学習を支える不可欠な施設として認識され,ますます注目され重要な存在となるだろう。しかし現時点では,公立中学校における学校図書館は予算が十分ではなかったり,適切な人員が配置されておらず開館時間が短いなど,学校図書館を構成する資料・施設・職員全ての点で問題を抱え,貧困状態にあると言わざるを得ない。本研究では,まず私立と対照させながら貧困状態にある公立中学校の学校図書館の現状を明らかにした。そして理想的な学校図書館を主体的学習が成立する場と位置づけ,主体的学習と結びつくだろう情報行動について,公立中学校の中学生に調査を行った。調査の結果から生徒の情報行動をモデル化しながら明らかにし,理想的な情報行動のモデルを提案した。
講評  2009年3月卒業見込み生の私のゼミにおける卒業論文執筆は,例年以上に,指導者としてのペースメーキングの重要性を感じるものとなりました。長い,学術的な文章を書くのがはじめてだったからでしょうが,提出2週間前くらいになって楽しくなってきたり要領がわかってきたりして,結局,もう少し時間があれば,という段階で提出した学生さんが多かったように思います。ただ,全員が,最終的にはそれぞれに納得のいくテーマを選んで書きとおすことができて,それはとてもよかったと思っています。

キーワード1 主体的学習
キーワード2 情報行動
キーワード3 学校図書館
キーワード4  
キーワード5  
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