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学科 教育文化学科
年度 2008
ゼミ名 中村 百合子
タイトル 学習活動を加速させる大学図書館OPACの検討 -利用者視点からのOPACの調査・分析およびその設計-
内容 大学図書館のOPAC(蔵書検索システム)は大学生の学習活動において重要なツールであ
り大きな影響を与えているが,うまく利用できない,苦手と感じる利用者も多い。そこでより直感的に利用できるよう工夫された次世代OPACの動向を検討したところ,機能提案は数多いものの,どれが利用実態に沿っており実際に有用かとなると根拠に乏しく,真に必要な機能を判断する事は難しかった。本研究ではそのような状況をふまえ,ISOで定義される人間(ユーザ)中心設計手法を用いたシステム設計を試みた。まず利用者の観察・分析を経て,資料探索プロセスを明示し追体験することで,必要な機能を抽出した。例えば選書過程で参考にする情報を観察すると書評等の資料の内容情報が必要であったり,適切な検索語が不明な際につまずかないよう検索語に関する外部情報源の併記が必要であったりするとわかった。これを受けてOPAC構築を試みて,それの試験的な利用を観察・記録し,さらなる問題点を明らかにした。
講評  2009年3月卒業見込み生の私のゼミにおける卒業論文執筆は,例年以上に,指導者としてのペースメーキングの重要性を感じるものとなりました。長い,学術的な文章を書くのがはじめてだったからでしょうが,提出2週間前くらいになって楽しくなってきたり要領がわかってきたりして,結局,もう少し時間があれば,という段階で提出した学生さんが多かったように思います。ただ,全員が,最終的にはそれぞれに納得のいくテーマを選んで書きとおすことができて,それはとてもよかったと思っています。

キーワード1 大学図書館
キーワード2 次世代OPAC
キーワード3 ユーザ中心設計
キーワード4  
キーワード5  
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