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学科 メディア学科
年度 2018
ゼミ名 勝野 宏史
タイトル 現代におけるバブルの流行
内容 本論文は、現代における1980年代バブルの流行に注目し、それらを消費する事は大衆にとってどのような意義があるのか明らかにする事を目的とする。その際、流行現象を映画/ドラマ・音楽・ファッションという3つの現代文化の視点から分析を行った。ここで明らかになったのは、人間関係が希薄化していた時代から「つながり」を求める時代へと移り変わっており、1980年代バブルが媒介者となる事でそれを実現しているという事である。その結果、本論文では、現代における1980年代バブルの流行は、共通のプラットフォーム形成であると結論づけた。
講評 本年度はインターネット、テレビ、広告、映画、社会運動、アニメ、監視社会、観光、ファッションなど、実に様々なテーマが提出された。本ゼミにおいて卒業論文執筆の際の目標として繰り返し強調してきたのは、トピック重視の狭い範囲で明快な議論を展開することではなく、具体的な現象とその解釈の往還の中で自分なりの問いを見出し、その問いを追求する中でさらなる大きな問いにたどり着くということであった。個々それぞれが別々のテーマに着目しながらも、最終の口頭試問において明らかとなったのは、すべての論文が「共感」もしくは「存在の不安」という問題意識を有しているということであった。最後にゼミ全体としてその様な大きな問いを共有することができたのはゼミ参加メンバーが主体的な議論を重ねてきた結果であろう。
キーワード1 リバイバル
キーワード2 ノスタルジー
キーワード3 つながり
キーワード4 SNS
キーワード5 再構築
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