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学科 | メディア学科 |
年度 | 2018 |
ゼミ名 | 勝野 宏史 |
タイトル | インターネット時代における自己表現 |
内容 | 本論文は、人々の消費による追求がファッションからライフスタイルへと拡大する背景に注目し、服を中心とするファション型の自己表現からライフスタイル型の自己実現へと変容する中で、現代の人々はどのようにアイデンティティを形成しているのかを明らかにすることを目的とする。その際、実際にブログの記事やSNSの投稿内容から、どのように現代の人々がインターネット上で自己表現しているのかについて分析した。ここで明らかになったのは、ブログやSNSはこれまで見ることが出来なかった日々の暮らしを可視化させ、今や人々にとって各々の生き様を表現するツールとなっているということである。その結果、本論文は、インターネットの普及に伴い、今やファッションだけでなく、日々の暮らしや生き方自体が自己表現する対象になり、ファッションとアイデンティティとの結びつきが、ブログやSNS上での自己演出へと拡大していると結論づけた。 |
講評 | 本年度はインターネット、テレビ、広告、映画、社会運動、アニメ、監視社会、観光、ファッションなど、実に様々なテーマが提出された。本ゼミにおいて卒業論文執筆の際の目標として繰り返し強調してきたのは、トピック重視の狭い範囲で明快な議論を展開することではなく、具体的な現象とその解釈の往還の中で自分なりの問いを見出し、その問いを追求する中でさらなる大きな問いにたどり着くということであった。個々それぞれが別々のテーマに着目しながらも、最終の口頭試問において明らかとなったのは、すべての論文が「共感」もしくは「存在の不安」という問題意識を有しているということであった。最後にゼミ全体としてその様な大きな問いを共有することができたのはゼミ参加メンバーが主体的な議論を重ねてきた結果であろう。 |
キーワード1 | ファッション |
キーワード2 | ライフスタイル |
キーワード3 | アイデンティティ |
キーワード4 | インターネット |
キーワード5 | 自己表現 |
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