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学科 | メディア学科 |
年度 | 2018 |
ゼミ名 | 勝野 宏史 |
タイトル | 「空港」に対するイメージの変容 ―過去と現在の空港施設・空間・役割を比較して― |
内容 | 本論文は、空港のイメージ変容に注目し、過去と現在の空港に対する認識がどのように変化していったのか、を明らかにすることを目的とする。空港は世界と自国を繋ぐ玄関のような役割として機能してきたが、近年では商業施設としての側面を備えるようになってきた。このことは、空港が目的地に向けた通過点という過去の空港目的とは異なり、新たな空港認識であった。この新たな空港の側面を踏まえた上で、航空分野の発展や社会的モール化に着目し、社会と空港の関わりを分析していった。ここで明らかになったのは、モール化が社会に大きな影響を与え、現代日本を発展させたことに伴い、空港の役割や目的も多様性を帯びるようになり、現代の社会文化が空港と深い関係を形成していったことが明らかとなった。その結果、本論文は現在の空港には人・モノ・金・情報だけでなく、新しい価値を創造する空間としての機能が加わったことが、空港のイメージ変容に繋がったと結論づけた。 |
講評 | 本年度はインターネット、テレビ、広告、映画、社会運動、アニメ、監視社会、観光、ファッションなど、実に様々なテーマが提出された。本ゼミにおいて卒業論文執筆の際の目標として繰り返し強調してきたのは、トピック重視の狭い範囲で明快な議論を展開することではなく、具体的な現象とその解釈の往還の中で自分なりの問いを見出し、その問いを追求する中でさらなる大きな問いにたどり着くということであった。個々それぞれが別々のテーマに着目しながらも、最終の口頭試問において明らかとなったのは、すべての論文が「共感」もしくは「存在の不安」という問題意識を有しているということであった。最後にゼミ全体としてその様な大きな問いを共有することができたのはゼミ参加メンバーが主体的な議論を重ねてきた結果であろう。 |
キーワード1 | イメージ変容 |
キーワード2 | 商業的施設 |
キーワード3 | モール化 |
キーワード4 | 社会文化 |
キーワード5 | エンターテイメント性 |
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