詳細
学科 教育文化学科
年度 2008
ゼミ名 中村 百合子
タイトル 女子高生の読書とケータイ小説 ~女子高生へのインタビュー調査から~
内容 「本が売れない」と文芸小説家たちが悩まされているのをよそに,本年度の上半期,文芸作品の売上高の上位10作品のうち,約半数をケータイ小説が占めた。その読者のほとんどが10代,20代前半の女性である。本研究では,ケータイ小説の特徴を明らかにし,読者はケータイ小説の何にひかれてそれを読むのか,またケータイ小説は女子高生達にどのように読まれているのか,ということについて検討した。第一章では,人気ケータイ小説を取り上げ,その内容分析を行った。続く第二章では,主なケータイ小説の読者層である女子高生を対象に,グループインタビュー調査を行い,ケータイ小説に対する認識についてのデータを収集,整理,検討を行った。そして,女子高生にとってケータイ小説は友達同士でコミュニケーションをとるためのツールとして読まれており,爆発的な人気は,ケータイ小説の内容と要素,またケータイ小説の読まれ方の相互作用によるものであること,また,教育とは違う次元のものであると考えられることを明らかにした。
講評  2009年3月卒業見込み生の私のゼミにおける卒業論文執筆は,例年以上に,指導者としてのペースメーキングの重要性を感じるものとなりました。長い,学術的な文章を書くのがはじめてだったからでしょうが,提出2週間前くらいになって楽しくなってきたり要領がわかってきたりして,結局,もう少し時間があれば,という段階で提出した学生さんが多かったように思います。ただ,全員が,最終的にはそれぞれに納得のいくテーマを選んで書きとおすことができて,それはとてもよかったと思っています。

キーワード1 ケータイ小説
キーワード2 女子高生
キーワード3 読書
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