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学科 | 社会学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 鵜飼 孝造 |
タイトル | 水族館から見る社会の変化 |
内容 | 本論文では、現代の水族館の目的や特徴について注目し、それらが変化してきた要因は何が関係しているのか、また今後求められていく水族館とはどのようなものなのかについて検討している。水族館はかつては教育施設としてつくられ、どの地域の水族館にも大きな差異はなかった。しかし顧客の水族館に対するニーズは、癒しや娯楽であり、水族館側の目的とズレが生じていたのである。 水族館プロデューサーである中村元が作り出したサンシャイン水族館や山の水族館からみた人気の水族館の特徴は展示に独自性があり、地域ならではの魅力を持った水族館であるということが判明した。そこでその条件に当てはまっているニフレルや京都水族館にて実地調査を行うことで、顧客のニーズに寄り添い、楽しんでもらうことや癒しを与えることを一番に考えるこ長期的に人気が持続する水族館を作る秘訣と、そして、独自性を持ち、地域の良さを取り入れることだという結論に達した。 |
講評 | 今年度はゼミ全体のラストスパートが効いて力作が多かったのは評価できる。 ただし、先行研究の探索や質的量的調査をひととおり行なって議論しているのは良いが、自分のまわりの年齢・地域・階層に偏った議論になりがちなのは反省点である。 あらためて、いまの学生はインターネット・ネイティヴであり、その外側に視野を広げることの難しさを感じる。 卒業後も、古今の古典に親しみ、あるいは海外に旅をして学ぶことの重要性をかみしめて欲しいと思う。 |
キーワード1 | 水族館 |
キーワード2 | コンセプト |
キーワード3 | 地域の魅力 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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