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学科 社会学科
年度 2019
ゼミ名 鵜飼 孝造
タイトル ストリートダンスの社会的価値
内容  今や日本は、空前のストリートダンスブームを迎えている。しかし、“チャラい”というイメージを孕んでいるストリートダンスが、なぜブームになっているのだろうか。
 そこで、他のダンスと比較したところ、ストリートダンスは黒人文化を含み、歴史が浅いことが分かった。また、先行研究により、ダンスをすることで「エンドルフィン」が分泌され、幸福感を得ることも分かった。そして、ストリートダンスは本当に“チャラい”と思われているのかの意識調査を行うため、同志社大学に在学しているダンス経験者6人にインタビュー調査をした。
 これらの結果、①気持ちの高揚感を得ることができること、②「個性」を受け入れる「自由」さがあり、「自信」に繋がるということ、③自己表現や自己主張のツールとして活用できること、そして④友人の輪が広がり、価値観が変わることが分かり、この4点により、人はストリートダンスに魅せられ、“チャラい”というイメージがあるにも関わらず、ブームになっているのではないだろうか。
講評  今年度はゼミ全体のラストスパートが効いて力作が多かったのは評価できる。
 ただし、先行研究の探索や質的量的調査をひととおり行なって議論しているのは良いが、自分のまわりの年齢・地域・階層に偏った議論になりがちなのは反省点である。
 あらためて、いまの学生はインターネット・ネイティヴであり、その外側に視野を広げることの難しさを感じる。
 卒業後も、古今の古典に親しみ、あるいは海外に旅をして学ぶことの重要性をかみしめて欲しいと思う。
キーワード1 ストリートダンス
キーワード2 チャラい
キーワード3 交友関係
キーワード4  
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