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学科 教育文化学科
年度 2008
ゼミ名 中村 百合子
タイトル サッカーのクラブチームと部活動の教育的役割に関する研究
内容 本論文ではサッカーのクラブチームと部活動の教育的役割を比較,検討した。サッカー競技における指導に関して,クラブチームでは専門的な教育を受けることができるが,サッカー以外の教育は一切行われず,スポーツを通して学べることが大きく減る。逆に部活動では,サッカー以外の教育はとても充実しており,大きく成長に影響を与えるが,競技に関する知識が乏しく,専門的な指導はされない。一般的にそれぞれ上記のような特徴があるといえるのではないかと考え,実証すべく,高校時期にサッカーをし,教育を受けてきた5人をチームの種類と実力で選び出し,インタビュー調査を行った。その結果,クラブと部活動のすみわけがあるものの,選手の成長や選手同士の関わり合いまで指導者の影響要因がとても強いことが明らかになった。そこで指導者のチームコンセプトによって,競技,競技外のところで教育的な役割を負うことができるのではないかと最後に指摘した。
講評  2009年3月卒業見込み生の私のゼミにおける卒業論文執筆は,例年以上に,指導者としてのペースメーキングの重要性を感じるものとなりました。長い,学術的な文章を書くのがはじめてだったからでしょうが,提出2週間前くらいになって楽しくなってきたり要領がわかってきたりして,結局,もう少し時間があれば,という段階で提出した学生さんが多かったように思います。ただ,全員が,最終的にはそれぞれに納得のいくテーマを選んで書きとおすことができて,それはとてもよかったと思っています。

キーワード1 クラブチーム
キーワード2 部活
キーワード3 指導者
キーワード4  
キーワード5  
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