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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 中村 百合子 |
タイトル | マンガの表現システムと教材としての可能性 |
内容 | マンガは,世代を問わず人々から愛されるメディアであるが,そのメディアとしての魅力を教材として発揮させることは可能ではないか。本論文では,その魅力を探るため,「コマ」「吹き出だし」「オノマトペ」「描線」と言ったマンガの表現システムをそれぞれ分析し,教材としての有効な活用方法について考察した。マンガの表現システムは,「読みもの」でありながら「見るもの」としての面白さを併せ持ち,読み手に色々な角度から物語参加を促す多様な受容メカニズムをもたらしている。マンガを教材として考えた時,情報伝達速度に優れているという点だけではなく,そのような巧みな表現システムによりもたらされる大衆文化性にも着目すべきではないだろうか。そのように考え,本論文の最後では,子ども達の「自発的な興味・関心を生み出すきっかけ」と捉えることが,教材としてマンガ本来の魅力を最大限に発揮できる活用方法なのではないかと指摘した。 |
講評 | 2009年3月卒業見込み生の私のゼミにおける卒業論文執筆は,例年以上に,指導者としてのペースメーキングの重要性を感じるものとなりました。長い,学術的な文章を書くのがはじめてだったからでしょうが,提出2週間前くらいになって楽しくなってきたり要領がわかってきたりして,結局,もう少し時間があれば,という段階で提出した学生さんが多かったように思います。ただ,全員が,最終的にはそれぞれに納得のいくテーマを選んで書きとおすことができて,それはとてもよかったと思っています。 |
キーワード1 | マンガ |
キーワード2 | 大衆文化 |
キーワード3 | 教材 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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