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学科 社会学科
年度 2019
ゼミ名 板垣 竜太
タイトル 日本の職場における異文化ストレス要因 ―京都に住む外国人留学生を事例に―
内容  労働力人口の減少が懸念される日本で、外国人労働者が存在感を増している本研究では過去、もしくは現在、京都の大学に留学経験をもつ外国人7人を対象に半構造化インタビューを行い、職場にどのようなストレス要因があるのか、複数のストレス要因がどのように重なり合って職場への総合的な評価になるのかの調査を行い、これからの日本社会における異文化共生のヒントを得ることを目的とした。調査の結果、留学生の職場における異文化ストレスはパーソナル要因と、留学生を取り巻く環境等の要因に大きく分けることができた。パーソナル要因はさらに個人特性と文化傾向特性に分かれることが明らかになった。また環境等の要因は、職場における外国人スタッフの割合、周囲の異文化理解度、職場スタッフのパーソナル特性、留学生自身のネットワーク、職場の労働条件などであることも明らかとなった。
講評  日本で働く外国人は、政府の政策もあって増加傾向にあるが、本稿はそのなかでも重要な位置を占める外国人留学生の職場経験、特にそこで感じるストレスの諸要因について明らかにしようとした論文である。研究の枠組がうまく設定できておらず、肝心のデータの分析や考察が粗雑である点は否めない。ただ、7名の留学生にかなり深いインタビューをおこない、ストレスの環境要因だけでもパーソナルな要因だけでもなく、その両者をなるべく広く見据え、その組み合わさり方を考察しようとした点は評価できる。
キーワード1 留学生
キーワード2 異文化
キーワード3 ストレス要因
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