詳細
学科 社会学科
年度 2019
ゼミ名 尾嶋 史章
タイトル 食卓の変化からみる家族団欒ーチャブ台に注目してー
内容  家族団欒は、親しい人が輪を描いて内側を向いて座るという意味の言葉である「団欒」と、「家族」が合わさってできた四字熟語である。家族形態の変化や、ライフスタイルの変化により家族で食卓を囲む家族団欒の習慣が薄れてきている現代において、家族の団欒の象徴、同時に、ひっくり返せることで父親の威厳の象徴であったチャブ台での生活を振り返ることにより、家族団欒とは何かを今一度見直すことは大切である。そこで本稿では、実際にチャブ台で食事をしていた人達にインタビュー調査を行った。その結果、家長を中心とした家族であったことが当時の食卓から読み取ることができた。また現代では家族を分散させている“テレビ”が家族団欒の場をつくり家族の絆を強める役割を果たしていた。そしてチャブ台の衰退には、住居の変化や家族の変質、女性の地位向上など様々な社会的要因が関連していたことが分かった。
講評 食卓の形に注目し、その周りでみられる家族団欒がどのように変化してきたのかを分析した論文。その中でチャブ台の果たした役割が考察される。食卓の変化に加えて、最後にテレビと家族団欒との関係も議論されるが、テレビ出現と食卓の変化を同時に視野に入れて検討すると、きれいな流れが描けたのではないだろうか。
キーワード1 家族団欒 
キーワード2 チャブ台
キーワード3 家長
キーワード4  
キーワード5  
戻 る
Copyright (C) Doshisha University All Rights Reserved.