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学科 社会学科
年度 2019
ゼミ名 尾嶋 史章
タイトル 北陸地方における地域移動の変化と要因
内容  平成27年に北陸新幹線東京金沢間が開通し、金沢を中心に北陸地方が大きな注目を集めている。さらに、観光客や商業施設、企業オフィスが増加し経済に大きな影響を及ぼしている。本論文では、北陸新幹線開通が社会動態にどのような影響を与えているのかを明らかにすることを目的とした。北陸各地の高校や大学の進路実績、統計局の社会動態を分析した結果、特に大学生の就職と社会人の転居に影響を与えていることが分かった。そのことを念頭に置き、北陸新幹線開通以外の人口移動の要因を4つの視点から探り、「住みやすさ」とはなにであるのかを検証した結果、充実した雇用条件と生活の利便性が高いことが北陸の人々が首都圏へ転居する要因として挙げられた。最後に北陸地方にゆかりのある対象者にインタビュー調査を行い、北陸の人々が実際どのように考え、感じているのかを明らかにした。
講評 北陸新幹線が人々の地域移動にどのような影響を及ぼしたかを、進学移動や就職移動との関係を中心に検討している。鉄道と地域移動とはどのようにかかわっているのか、という問題設定(仮説)を十分検討してから分析に臨むと、より深い考察ができたのではないか。
キーワード1 北陸地方
キーワード2 北陸新幹線開通
キーワード3 人口移動
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