詳細
学科 社会学科
年度 2019
ゼミ名 尾嶋 史章
タイトル 日常生活における総合満足度と他者への信用の関係性
内容  生活満足度は、大変主観的な指標であり、そこには十人十色の価値観が存在している。2017年に内閣府が発表した国民生活に関する世論調査によると現在の生活に「満足」した人は、前年より、3.8%増え、72.9%と過去最高になった。「生活のなかで時間のゆとりがある」とした人は68.6%(前年比1.5ポイント増)で、こちらも過去最高だった。また、 前年と比べ生活が「向上している」は6.6%(同1.1ポイント増)、「同じようなもの」は78.4%(同1.7ポイント増)、「低下している」は14.7%(同2.8ポイント減)だった。これには、収入や居住地域等の大変様々な要素が関係しあっている。ひと昔前と比べ、プライベートの時間が尊重されるようになった時代と言え、人々は、実生活面、精神面でも満足感が得やすい環境になったと言えるだろう。今回、生活満足度と他者への信用はどのような変数に影響を受けているのか分析していった。その結果、階層帰属意識や、人間関係によって大きな影響を受けることが分かった。
講評 生活満足度と他者への信頼の関係を検討した論文である。この間には一定の関係があり、また年齢層などその属性によって関係のありようが変化することが明らかになった。分析における行列の関係を整理しておくと、著者の主張を理解してもらいやすかったのではないか。
キーワード1 生活満足度
キーワード2 他者への信用
キーワード3 人間関係
キーワード4  
キーワード5  
戻 る
Copyright (C) Doshisha University All Rights Reserved.