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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 上野谷 加代子 |
タイトル | 生活困窮者自立支援制度における「生活・学習支援事業」の現状・課題と今後の在り方について |
内容 | 2000年代以降から「子どもの貧困」が大きな社会問題として注目されるようになり、貧困対策として2013年に子どもの貧困対策の推進に関する法律が成立、翌年に子どもの貧困対策に関する大綱が閣議決定された。また2013年12月に生活困窮者自立支援法が成立し、その中の任意事業として生活困窮家庭の子どもへの「学習支援事業」その他生活困窮者の自立の促進に必要な事業が位置付けられた。「学習支援事業」は高校進学を目標に学習に重きを置き活動している。しかし2019年4月に生活困窮者自立支援法の改定が実施され、「子どもの学習・生活支援事業」として強化された。その中で従来の学習支援に加え、生活習慣・育成環境の改善、教育及び就労に関する支援が盛り込まれた。実際の「学習支援事業」の取り組み事例から課題を明らかにし、都城市社協でのフィールドワークを通しての学びを踏まえ、今後の「子どもの学習・生活支援事業」の在り方について考察する。 |
講評 | 本論文は、生活困窮者自立支援制度の在り方、特に子供に焦点を当てて考察している。実習先でのフィールドワークでの実践を紹介している。2000年代以降からの政策動向を詳細に論じ、「子どもの貧困」が大きな社会問題として注目されるようになった背景や、貧困対策として2013年に子どもの貧困対策の推進に関する法律が成立したこと、翌年に子どもの貧困対策に関する大綱が閣議決定されたことなどを説明している。また2013年12月に生活困窮者自立支援法が成立し、その中の任意事業として生活困窮家庭の子どもへの「学習支援事業」その他生活困窮者の自立の促進に必要な事業が位置付けられた。 とりわけ、「学習支援事業」は高校進学を目標に学習に重きを置き活動している。しかし2019年4月に生活困窮者自立支援法の改定が実施され、「子どもの学習・生活支援事業」として強化された。その中で従来の学習支援に加え、生活習慣・育成環境の改善、教育及び就労に関する支援が盛り込まれた。実際の「学習支援事業」の取り組み事例から課題を明らかにし、都城市社協でのフィールドワークを通しての学びを踏まえ、今後の「子どもの学習・生活支援事業」の在り方について考察している。教育実習、実習7,8などを通し子どもの貧困問題に関心を持ち続け、卒論としてまとめ上げた。 |
キーワード1 | 子どもの貧困 |
キーワード2 | 学習支援事業 |
キーワード3 | 子どもの学習・生活支援事業 |
キーワード4 | 居場所 |
キーワード5 | 進路選択 |
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