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学科 教育文化学科
年度 2008
ゼミ名 吉田 亮
タイトル 地方自治体とボランティアによる外国人児童生徒への学習支援について ― 岐阜県可児市の事例 ―
内容 現在日本において,外国人児童生徒の学習権は十分に保障されているとは言えず,義務教育を受けられずにいる外国人児童生徒が数多くいる。国や地方自治体と言った公的機関やボランティアなどによって,外国人児童生徒の学習権を保障していこうとする取り組みが行われているものの,それぞれの活動には成果がある一方で課題も多く残っている。その中で,岐阜県可児市は,行政とボランティアが協働して外国人児童生徒の就学状況を細かく調査し,それを基にして外国人児童生徒に対し,先進的な学習支援を行っている興味深い地方自治体である。
そこで,本論文は岐阜県可児市の事例を基に,外国人児童生徒への学習支援について調査した。可児市における行政とボランティアの外国人児童生徒への教育施策の変遷を見ていった上で,可児市の行っている学習支援教室「ばら教室KANI」の取り組みと,その中でのボランティアとの連携を見ていくことで,自治体による外国人児童生徒の就学支援にボランティアが携わることへの有意味性を分析した。
講評 厳密にはそれぞれの条件に微妙な差異があるとはいうものの,3回生の4月から研究を蓄積してきたものを卒論という形式で総括したわけである。全体として,研究テーマの設定やそれへの執着心,研究時間のマネージメント,一次資料へのアクセスの難易度他多様な要素が,卒論執筆行程やその成果に大きく影響を及ぼしているが故に,到達度に差があるとはいうものの,卒論合格レベルにまで全論文が達したことについては満足すべきであろう。
キーワード1 外国人児童生徒
キーワード2 学習支援
キーワード3 ボランティア
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