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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | 今後の日本における多文化共生に関する考察 |
内容 | 近年,日本で外国人を見かけることは珍しくなくなった.観光で来日している外国人だけではなく,労働のために来日している外国人も年々増加している.2018年に「出入国管理および難民認定法」の改正に際し,技能実習生の労働環境や生活の実態がメディアで大きく取り上げられた.政府は同じ人間であるはずの外国人労働者をあくまで単なる「労働力」とみなしており,「人間」として捉えておらず,「移民」を認めていない.しかし,少子高齢化により若い労働力を確保できない日本の現状を外国人に支えられている状態である.今後の日本を支えていく同じ「人間」として,国籍や人種,文化などによる違いで差別をされない「多文化共生社会」を築く必要があるのではないだろうか.本論文では現在日本で行われている多文化共生のための政策と滞日外国人が実際に抱えている課題を取り上げ,今後の日本で多文化共生を推進していく上で必要な対策・取組について考察する. |
講評 | 本ゼミと合わせて受講した国際社会福祉実習でも深く取り上げてきた「多文化共生社会」について考察した.日本における外国人受け入れ政策の問題点を整理し、多文化社会の実現に向けて何が求められているのかを明確にした.日本が労働者として外国人人材を大幅に受け入れる政策を実施したが、外国人が日本社会の「住民」であるという視点が重要であると結論づける.歴史的な視点、人権という問題意識をもち、力強い集大成となる論文を仕上げた. |
キーワード1 | 多文化共生 |
キーワード2 | 滞日外国人 |
キーワード3 | 言語 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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