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学科 社会福祉学科
年度 2019
ゼミ名 野村 裕美
タイトル 不登校経験者のその後の語りから見る‘‘不登校・不登校問題‘‘ ~社会・学校・周囲にできることとは~
内容 本論文は不登校・不登校問題に着目し,不登校経験をその後の人生において不利な経験にさせないことで不登校問題を解決できるのではないかとの視点に基づき,その答えを不登校当事者・経験者の語りに求めて考察を行ったものである。少子化が進む中で不登校者数は増加の一途をたどっており,引きこもりにつながるものとして世間から危険視される風潮も強まっている。特に不登校の原因を本人やその家族に見出す論説が根強く,いまなお理解が進まない状況にある。
 まず不登校問題の歴史と過去の研究動向をあきらかにし,次に今の不登校問題を取り巻く現状,その中でも特に不登校を経験してきた当事者の声に焦点を当て,考察を行い不登校および不登校問題に対する対応について一つの結論を導き出したものである。
講評 不登校と不登校問題を区別して定義し、社会生活モデルの立場から論じることができた。課題解決の発想ではなく、「打ち明ける」「はなしあう」「向き合う」という関係構築アプローチの重要性、それが重要だと認め合える社会が子どもが生き抜くことには必要であることを非常に明快に論理展開することができた評価が高い論文である。
キーワード1 不登校問題
キーワード2 不登校経験者
キーワード3 学校教育
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