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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 野村 裕美 |
タイトル | 末期がん患者の抱える苦痛とそのケア-がん患者が最期を生き抜くためのケアの在り方を考える- |
内容 | 近年,日本において全国各地の医療現場では延命や疾病の治療を目的として医者主導の医療から、患者の生活の満足度を上げることを重視した患者主導医療へとシフトされつつある。また,それはがん治療においても重要視され,緩和ケアやターミナルケアなどの充実が図られてきた。がんは末期になると特に痛みに苦しむことが多いとされており,患者のQOLの低下にも繋がってしまう。だからこそ,その痛みへのケアは必須であり現場ではどういったことが求められ,行われているのかについて関心を持った。そこで本論文では,現在のターミナルケアとその課題を明らかにし,末期がん患者がどういった苦しみを抱えているのかについて述べる。そしてその中で,どの様な支援の在り方が求められるのか,また最期までその人らしく生きるために病院内で唯一の福祉職である医療ソーシャルワーカーにはいったい何ができるのかについて考察した。 |
講評 | 末期がん患者の抱える痛みへの関心から、スピリチュアルペインに目を向け、孤独や孤立に寄り添う支援の在り方を提案した。ソーシャルワークにおける問題解決と、ただただ寄り添う支援の二つの意義にたどり着いた。評価すべき論旨である。 |
キーワード1 | 末期がん |
キーワード2 | ターミナルケア |
キーワード3 | スピリチュアルペイン |
キーワード4 | 寄り添い |
キーワード5 | |
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