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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 野村 裕美 |
タイトル | 児童虐待の世代間連鎖 ?虐待児であった母親を支援するには? |
内容 | 近年,メディアでは虐待による事件が頻繁に取り上げられ,虐待に対する問題意識が社会で広がっている。だが一方で,虐待行為を行ったという事実だけが述べられており,虐待に至った背景まで述べているものは一握りである。そのため,虐待問題が起こると,虐待行為を行った保護者は犯罪者として社会で扱われる。何故母親は我が子に虐待をしてしまったのだろうか。原因の一つとして挙げられるのは,虐待経験を持つ者が我が子に同様の虐待を行うという世代間連鎖だ。 本論文では,虐待問題の現状について振り返り,何故虐待は世代を超えて連鎖するのかについて明らかにしている。その結果を踏まえた上で,今後考えられる支援方法を,虐待する者に必要なこと及びそれらを取り巻く社会に必要なことという二つの視点から考察を行った。虐待の世代間連鎖は,母子ともに苦しめるものであり,被虐待児だけでは乗り越えることが非常に困難である。だからこそ周りの存在が今後重要になるであろう。 |
講評 | 虐待の背景要因に関心を向け、世代間連鎖を断つために母親と社会の双方に必要な課題を明示した。虐待になる前の母親を支えたいという予防への関心、母親をはじめから悪者にしない立場を大切に論じきることができた点は評価できる。 |
キーワード1 | 児童虐待 |
キーワード2 | 世代間連鎖 |
キーワード3 | アダルトチルドレン |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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