詳細 | |
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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 永田 祐 |
タイトル | 長期化・高年齢化する「ひきこもり」問題 |
内容 | これまで、「ひきこもり」問題は「不登校」や「ニート」など、若者の問題として取り扱われることが多かった。それゆえに、その支援体制も若年層に限定されたものが多く、また、支援の内容も「就労」を重視される傾向にあった。その中で、適切な支援に結びつかなかった当事者が長い「ひきこもり」状態を経てさらに社会とのつながりを失っていくという現状があった。 こういった現状を踏まえて、本論文では、国の護査や支援機関の事例を通して複合的な課題を抱える本問題に対しての支援における重点について検討した。その結果、当事者に 直接アプローチするだけでなく、家族や同居者など、当事者を取り巻く環境にアプローチすることも効果的であることが分かった。また、専門職には、当事者の悩みや課題だけでなく、強みにも目を向けるなど、広い視野と多角的な視点が必要であり、適切な支援やサービスと結びつける柔軟な対応が求められる。 |
講評 | 長期化・高年齢化する「ひきこもり」問題に取り組みました。2019年は、若年層だけでなく、40歳以上の引きこもり者が多く存在することが明らかになり、またいくつかの印象的な事件によりこの問題が大きくクローズアップされました。こうした課題は、新たな日本の社会問題として、福祉に限らず様々な角度から解決策を検討していく必要がある課題です。行政職員として、様々な仕事の中でその解決策を考えていかれることを期待しています。 |
キーワード1 | ひきこもり |
キーワード2 | 長期化 |
キーワード3 | 高年齢化 |
キーワード4 | 地域包括支援センター |
キーワード5 | ひきこもり地域支援センター |
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