詳細 | |
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学科 | メディア学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 佐伯 順子 |
タイトル | アメリカ映画におけるヒーローの変容 |
内容 | 2001年9月11日にアメリカ合衆国で発生した同時多発テロによって、アメリカ人の考える「ヒーロー」の概念が変化したと仮定し、テロ前、テロ後、そしてテロを知らない世代が増えてきた最近に、ヒットしたヒーロー映画3作を比較対象として変化を論じた。そしてテロが発生する前はアメリカが良ければ他の国はどうなっても良いという考えが根底にあったこと、テロ以降は世界をまとめる役ではなく弱い者(国や人)に手を差し伸べる考えを持つようになったこと、そして最近はテロの傷が癒えてきて再びアメリカ至上主義になってきていることが映画から見て取れた結論となった |
講評 | メディア学科佐伯ゼミでは、映像分析、新聞、雑誌記事の研究に加えて、最新のメディア状況をふまえての卒論が増加しており、今年度は全21本のうち、SNSをテーマにした論文が7割近くに増加した。ただし、佐伯ゼミの主題は「文化とコミュニケーション」分野であるため、新聞、雑誌記事の調査、映像表象分析とSNS上の情報の調査を組み合わせた卒論、アイドル文化やスポーツ文化との関係からSNSを研究する卒論が特徴である。ジェンダーとメディアがゼミの主要テーマのひとつでもあるので、ファッション、ボディ・イメージ、食文化、タカラジェンヌ、LGBTに関するテレビドラマ、フェミニズム映画と、女性に関心が高いテーマが多いのも特徴であるが、ジェンダー以外にも、「バスる」という現象、You Tuberのアイドル化、5Gの可能性、eスポーツ、「族」から「系」への変化など、最新の社会現象をとらえた論文も一定の成果をあげている。若い学生の関心の中心がSNSに移るなかで、新聞、特に地方新聞についての卒論が出たのは、同志社新聞学の歴史を継承する上でも、新聞メディアの将来を考える上でも貴重であった。 |
キーワード1 | ヒーロー |
キーワード2 | アメリカ |
キーワード3 | マトリックス |
キーワード4 | スパイダーマン |
キーワード5 | デッドプール |
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