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学科 メディア学科
年度 2019
ゼミ名 佐伯 順子
タイトル Instagramが及ぼす観光業界への影響と今後の動向
内容  今回私は、自分の趣味である旅行と近年若者の利用率が高いInstagramに焦点を当て、観光とSNSという観点で卒業論文を執筆した。1章では、訪日外国人旅行者と国内旅行消費について調べ、現在の旅行業界の現状を把握し、SNSの利用状況についてもアンケート調査や統計を参考に調べた。2章では、ガイドブックの変遷や昭文社が出版している『まっぷる』の売り上げ推移から分析を行い、旅行アプリについても取り上げた。3章では、観光選択におけるInstagramの影響について調べ、私達ユーザの利用動機だけでなく、企業がマーケティングの一環として活用する動機についても調査した。また、国内観光地において、観光協会や自治体が実際にInstagramを活用した事例について取り上げて分析を行った。これらのことを調べた結果、観光業界とInstagramは今以上に密接に結びつくようになり、観光選択を行う私達ユーザだけでなく、自治体・観光地側にとっても、欠かせないツールへと成長していくと考えた。
講評 メディア学科佐伯ゼミでは、映像分析、新聞、雑誌記事の研究に加えて、最新のメディア状況をふまえての卒論が増加しており、今年度は全21本のうち、SNSをテーマにした論文が7割近くに増加した。ただし、佐伯ゼミの主題は「文化とコミュニケーション」分野であるため、新聞、雑誌記事の調査、映像表象分析とSNS上の情報の調査を組み合わせた卒論、アイドル文化やスポーツ文化との関係からSNSを研究する卒論が特徴である。ジェンダーとメディアがゼミの主要テーマのひとつでもあるので、ファッション、ボディ・イメージ、食文化、タカラジェンヌ、LGBTに関するテレビドラマ、フェミニズム映画と、女性に関心が高いテーマが多いのも特徴であるが、ジェンダー以外にも、「バスる」という現象、You Tuberのアイドル化、5Gの可能性、eスポーツ、「族」から「系」への変化など、最新の社会現象をとらえた論文も一定の成果をあげている。若い学生の関心の中心がSNSに移るなかで、新聞、特に地方新聞についての卒論が出たのは、同志社新聞学の歴史を継承する上でも、新聞メディアの将来を考える上でも貴重であった。
キーワード1 Instagram
キーワード2 訪日外国人旅行者
キーワード3 ガイドブック
キーワード4 ハッシュタグ
キーワード5 インスタ映え
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