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学科 メディア学科
年度 2019
ゼミ名 佐伯 順子
タイトル 日本においてe-スポーツは確立されるのか e-スポーツの現状と問題点
内容  日本では2018年がe-スポーツ元年とされるほど昨今のe-スポーツブームは著しい。経済利益や人口の推移を見ても明らかである。しかし海外と比べるとまだまだe-スポーツ後進国と言われるのが現状である。また、依然として日本におけるe-スポーツやゲームに対する理解度は低く、否定的なイメージは拭えない。遅れている現状として法的な問題やプロゲーマー等の体制の未完成、家庭用ゲーム機とPCという主流デバイスの差、そして大会設備や関連施設の少なさが挙げられる。またゲーム脳という間違った知識の浸透や、ゲーム障害などの悪影響のイメージがある。行政による規制も考えらている。しかしゲームにも好影響があり、ゲームとうまく付き合うゲームリテラシーという考え方が大切になってくる。
結論としては日本におけるe-スポーツの地位の確立はまだ難しいといえる。ただきっかけさえあればより大きな波を作り出せるため、今後もe-スポーツ業界の動向を注視していきたい。
講評 メディア学科佐伯ゼミでは、映像分析、新聞、雑誌記事の研究に加えて、最新のメディア状況をふまえての卒論が増加しており、今年度は全21本のうち、SNSをテーマにした論文が7割近くに増加した。ただし、佐伯ゼミの主題は「文化とコミュニケーション」分野であるため、新聞、雑誌記事の調査、映像表象分析とSNS上の情報の調査を組み合わせた卒論、アイドル文化やスポーツ文化との関係からSNSを研究する卒論が特徴である。ジェンダーとメディアがゼミの主要テーマのひとつでもあるので、ファッション、ボディ・イメージ、食文化、タカラジェンヌ、LGBTに関するテレビドラマ、フェミニズム映画と、女性に関心が高いテーマが多いのも特徴であるが、ジェンダー以外にも、「バスる」という現象、You Tuberのアイドル化、5Gの可能性、eスポーツ、「族」から「系」への変化など、最新の社会現象をとらえた論文も一定の成果をあげている。若い学生の関心の中心がSNSに移るなかで、新聞、特に地方新聞についての卒論が出たのは、同志社新聞学の歴史を継承する上でも、新聞メディアの将来を考える上でも貴重であった。
キーワード1 e-スポーツ
キーワード2 4つの環境
キーワード3 ゲーム障害
キーワード4 ゲームリテラシー
キーワード5  
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