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学科 メディア学科
年度 2019
ゼミ名 佐伯 順子
タイトル 韓国と日本のアイドルの違いと多国籍グループがもたらす今後
内容  韓国と日本のアイドルの比較と近年増加している多国籍のアイドルグループがもたらすアイドルの姿について考察を行なった。韓国、日本のアイドル比較として第一章では韓国と日本のアイドルの特徴をそれぞれTWICE、AKB48を例に挙げ、実力主義でありそれが世間からの需要である韓国とサプライズ性、可愛らしさを重視する日本のアイドルの姿を記した。第二章ではそれぞれの国のアイドルがデビューするまでの過程、活動の違いについてと話題になっていたサバイバルオーディション番組「PRODUCE48」を分析し、アイドルのセリフから韓国と日本の意識の違いを読み取った。その中でアイドル文化の違いが作り出したアイドルの魅せようとするものの違い、アイドルの違いが売り出されていることがわかった。第三章ではそれぞれのアイドルが活動する上で不可欠であるファンの違いを記した。それぞれのファンの特徴をみた。本論を通してグローバルに活躍する多国籍アイドルグループの増加が韓国、日本のアイドルのあり方、育成方法に影響を与えていくと考える。
講評 メディア学科佐伯ゼミでは、映像分析、新聞、雑誌記事の研究に加えて、最新のメディア状況をふまえての卒論が増加しており、今年度は全21本のうち、SNSをテーマにした論文が7割近くに増加した。ただし、佐伯ゼミの主題は「文化とコミュニケーション」分野であるため、新聞、雑誌記事の調査、映像表象分析とSNS上の情報の調査を組み合わせた卒論、アイドル文化やスポーツ文化との関係からSNSを研究する卒論が特徴である。ジェンダーとメディアがゼミの主要テーマのひとつでもあるので、ファッション、ボディ・イメージ、食文化、タカラジェンヌ、LGBTに関するテレビドラマ、フェミニズム映画と、女性に関心が高いテーマが多いのも特徴であるが、ジェンダー以外にも、「バスる」という現象、You Tuberのアイドル化、5Gの可能性、eスポーツ、「族」から「系」への変化など、最新の社会現象をとらえた論文も一定の成果をあげている。若い学生の関心の中心がSNSに移るなかで、新聞、特に地方新聞についての卒論が出たのは、同志社新聞学の歴史を継承する上でも、新聞メディアの将来を考える上でも貴重であった。
キーワード1 アイドル
キーワード2 韓国
キーワード3 ファン
キーワード4 育成方法
キーワード5  
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