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学科 | メディア学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | インターネット普及に伴う教育体系の変化 |
内容 | 近年では学校教育にスマートフォンやiPadが取り入れられて、より時代に沿って効率的に授業が行われるような風潮が出てきている。また、時間割をメディア媒体によって共有することや、先生と生徒間のコミュニケーションをモバイル上ですることを取り入れている学校があるというのも驚くべきことである。 ICT教育にはこのようなメリットが存在する一方で、情報モラル問題やネット依存、また地域や家庭環境より生まれる教育格差問題など現代のスタイルから改善する必要がある点も多くある。特に教育格差問題は深刻であり、日本の相対貧困率は15.7%(GLOBAL NOTE 2016年時)と、先進国35カ国中4番目に高い数字となっている。そうは言っても、教育分野が今後情報化していくことは必然でありそれにより得られる恩恵が大きいことを考慮すると、大切なことはICT教育の課題に焦点を当てて批判するのではなく、人間が機械をいかに利用するかについての議論を、今後国をあげて取り組んで行くことではなかろうか。 |
講評 | 2019年度の竹内長武ゼミの卒論は、バラエティに富んでいた。ポプラーカルチャーを中心として、さまざまなテーマで取り組んだ。マンガの分野では、「キングダム」に表現された組織のあり方、韓国のウェブトゥーンの表現、「名探偵コナン」のメディア戦略などがテーマとしてあった。テレビや映画については、ギャング映画の変遷、声優のメディア進出、ゾンビ映画の歴史、「聖地巡礼」のブーム、「容疑者Xの献身」の海外との比較、高校野球のメディア戦略、ジャニーズとファンとの関わり、新撰組のメディア普及など。ネットやSNS関係では、教育との関わり、VRメディアの生活環境への影響、日本のYouTube の現状と問題点、SNS時代におけるファッションなど、実に多様なテーマに取り組んでいる。それぞれ問題意識が高く、研究の方法も、実態調査にもとづくもの、文献を中心とするもの、作品分析など、テーマに応じたものが採られていた。文章表現は論理的なスタイルが要求されるが、かなり高度な文章力をもつ学生もいて、感心させられることが多かった。全員、自分の関心のある分野やテーマに取り組んできたので、完成したときの喜びは大きかったと思う。 |
キーワード1 | ICT教育 |
キーワード2 | 教育格差 |
キーワード3 | 効率化 |
キーワード4 | 生きる力 |
キーワード5 | 反転授業 |
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