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学科 メディア学科
年度 2019
ゼミ名 竹内 長武
タイトル コンテンツから見る新選組のイメージ変遷
内容 大河ドラマや小説、漫画など歴史は様々なコンテンツで題材になっている。漫画が好きだった私の場合は教科書よりもそういったもので歴史上の人物を知ることが多く、彼らのイメージはそれらに出てくるキャラクターに強い影響を受けた。また有名な作品だとそこで描かれたエピソードを史実だと信じている人もいると思われる。今回は特に多くのコンテンツで人気のある幕末の新選組を取り上げた。参考作品は異なる年代、異なる媒体の三作品として司馬遼太郎の「燃えよ剣」(1964)、渡辺多恵子の「風光る」(1997~)、三谷幸喜の「新選組!」(2004)を選んだ。新選組の主要人物である近藤勇、土方歳三、沖田総司の三人をこの三作品で比較し分析することで、新選組がコンテンツを通してどのようなイメージ変遷を辿ってきたのかを研究した。
講評 2019年度の竹内長武ゼミの卒論は、バラエティに富んでいた。ポプラーカルチャーを中心として、さまざまなテーマで取り組んだ。マンガの分野では、「キングダム」に表現された組織のあり方、韓国のウェブトゥーンの表現、「名探偵コナン」のメディア戦略などがテーマとしてあった。テレビや映画については、ギャング映画の変遷、声優のメディア進出、ゾンビ映画の歴史、「聖地巡礼」のブーム、「容疑者Xの献身」の海外との比較、高校野球のメディア戦略、ジャニーズとファンとの関わり、新撰組のメディア普及など。ネットやSNS関係では、教育との関わり、VRメディアの生活環境への影響、日本のYouTube の現状と問題点、SNS時代におけるファッションなど、実に多様なテーマに取り組んでいる。それぞれ問題意識が高く、研究の方法も、実態調査にもとづくもの、文献を中心とするもの、作品分析など、テーマに応じたものが採られていた。文章表現は論理的なスタイルが要求されるが、かなり高度な文章力をもつ学生もいて、感心させられることが多かった。全員、自分の関心のある分野やテーマに取り組んできたので、完成したときの喜びは大きかったと思う。
キーワード1 新選組
キーワード2 大河ドラマ
キーワード3 小説
キーワード4 漫画
キーワード5  
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