詳細 | |
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学科 | メディア学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | 声優とメディア進出の変遷 |
内容 | 声優は今や裏方の職業ではなくなった。メディアでは声優のライブやイベントが大きく取り上げられ、人気の職業へと変化してきた。もともとは、俳優が兼業していたが、日本のアニメーション産業の発展とともに、声優という職業はより注目を集めていった。今や声優の仕事は、アニメーションに声をあてたり、映画の吹き替えを行うだけにとどまらない。雑誌や写真集、テレビ番組など、声に特化していない仕事も多く行う。また、舞台やミュージカル、アーティスト活動などでも声優が活躍している。特に、アーティスト活動では全国ツアーを行う人気声優も増えてきた。メディアでそのような華やかな部分がクローズアップされる一方で、声優として活躍し続けられる人数はごくわずかだ。多方面で活躍するようになった現在だからこそ、「声優であること」を求められる場面は多い。様々な分野での活躍には声優としてのスキルが必要になるのである。これから声優として残っていける人物は、声優として、いかにプロフェッショナルであり続けられるかが重要になってくるだろう。 |
講評 | 2019年度の竹内長武ゼミの卒論は、バラエティに富んでいた。ポプラーカルチャーを中心として、さまざまなテーマで取り組んだ。マンガの分野では、「キングダム」に表現された組織のあり方、韓国のウェブトゥーンの表現、「名探偵コナン」のメディア戦略などがテーマとしてあった。テレビや映画については、ギャング映画の変遷、声優のメディア進出、ゾンビ映画の歴史、「聖地巡礼」のブーム、「容疑者Xの献身」の海外との比較、高校野球のメディア戦略、ジャニーズとファンとの関わり、新撰組のメディア普及など。ネットやSNS関係では、教育との関わり、VRメディアの生活環境への影響、日本のYouTube の現状と問題点、SNS時代におけるファッションなど、実に多様なテーマに取り組んでいる。それぞれ問題意識が高く、研究の方法も、実態調査にもとづくもの、文献を中心とするもの、作品分析など、テーマに応じたものが採られていた。文章表現は論理的なスタイルが要求されるが、かなり高度な文章力をもつ学生もいて、感心させられることが多かった。全員、自分の関心のある分野やテーマに取り組んできたので、完成したときの喜びは大きかったと思う。 |
キーワード1 | 声優 |
キーワード2 | メディア |
キーワード3 | マルチタレント化 |
キーワード4 | 声優アーティスト |
キーワード5 | 養成所 |
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