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学科 | メディア学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | VRメディアは生活環境を変えるのか |
内容 | VRという新しいメディアによって、どのような業界や人々に変化がおこっているのか、そしてこれからどのように人々の生活と関わってくるのかが本論文のテーマである。バーチャル・リアリティ(VR)という言葉が幅広い層に認識され始めた現在、VRはもはやゲーム・映像といった新しいエンタメの用途に限らず、観光や医療、軍や教育など様々な場面で利用されるようになった。そしてこのVRが既存のメディアと決定的に違うのは「作られた仮想空間への体感的な参入」という点だといえるだろう。論文前半ではまずVRの定義・歴史から始めて、現状のVRの認識について一般の人々側、企業・開発側それぞれの立場から確認し、3つの将来性を確認する。 後半は今までに新しいメディアとして登場し人々から注目を浴びたメディアの失敗例と成功例を比較しつつ、VRがどちらに当てはまるのかを考え、VRが既存のメディアとも融合しながら生活の中に溶け込んで行く未来を導いていく。 |
講評 | 2019年度の竹内長武ゼミの卒論は、バラエティに富んでいた。ポプラーカルチャーを中心として、さまざまなテーマで取り組んだ。マンガの分野では、「キングダム」に表現された組織のあり方、韓国のウェブトゥーンの表現、「名探偵コナン」のメディア戦略などがテーマとしてあった。テレビや映画については、ギャング映画の変遷、声優のメディア進出、ゾンビ映画の歴史、「聖地巡礼」のブーム、「容疑者Xの献身」の海外との比較、高校野球のメディア戦略、ジャニーズとファンとの関わり、新撰組のメディア普及など。ネットやSNS関係では、教育との関わり、VRメディアの生活環境への影響、日本のYouTube の現状と問題点、SNS時代におけるファッションなど、実に多様なテーマに取り組んでいる。それぞれ問題意識が高く、研究の方法も、実態調査にもとづくもの、文献を中心とするもの、作品分析など、テーマに応じたものが採られていた。文章表現は論理的なスタイルが要求されるが、かなり高度な文章力をもつ学生もいて、感心させられることが多かった。全員、自分の関心のある分野やテーマに取り組んできたので、完成したときの喜びは大きかったと思う。 |
キーワード1 | VR |
キーワード2 | 技術 |
キーワード3 | 需要 |
キーワード4 | エンタメ分野 |
キーワード5 | 既存メディアとの融合 |
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