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学科 | メディア学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | 『容疑者Xの献身』から見る日中文化の相違点と共通点 |
内容 | 留学生として日本の大学で勉強を始めて以来、クラスやバイトの場で日本人と交流することを通してカルチャーショックをしみじみと実感した。日本と中国は同じアジアに属されている上、言語上で漢字を使っている国家であるが、文化と社会において共通点だけでなく、相違点も多く存在している。 メディアは日々人々を影響しながら、大衆のニーズを応じて変化している。そのため、日中の相違点と共通点は具体的にどのように表しているのかを知るには、メディアを通じて一番分かりやすいと考えた。本文は日本と中国両国がそれぞれ作成した映画・『容疑者Xの献身』を対象に考察を行うことにした。映画の紹介、相違点と共通点、そしてその相違点と共通点の分析という三つのテーマに分けられる。 |
講評 | 2019年度の竹内長武ゼミの卒論は、バラエティに富んでいた。ポプラーカルチャーを中心として、さまざまなテーマで取り組んだ。マンガの分野では、「キングダム」に表現された組織のあり方、韓国のウェブトゥーンの表現、「名探偵コナン」のメディア戦略などがテーマとしてあった。テレビや映画については、ギャング映画の変遷、声優のメディア進出、ゾンビ映画の歴史、「聖地巡礼」のブーム、「容疑者Xの献身」の海外との比較、高校野球のメディア戦略、ジャニーズとファンとの関わり、新撰組のメディア普及など。ネットやSNS関係では、教育との関わり、VRメディアの生活環境への影響、日本のYouTube の現状と問題点、SNS時代におけるファッションなど、実に多様なテーマに取り組んでいる。それぞれ問題意識が高く、研究の方法も、実態調査にもとづくもの、文献を中心とするもの、作品分析など、テーマに応じたものが採られていた。文章表現は論理的なスタイルが要求されるが、かなり高度な文章力をもつ学生もいて、感心させられることが多かった。全員、自分の関心のある分野やテーマに取り組んできたので、完成したときの喜びは大きかったと思う。 |
キーワード1 | 日中文化 |
キーワード2 | 対比 |
キーワード3 | 映画 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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